英国式ベビーマッサージクラス、英語手遊び歌と体操クラス KK☆babymamaへようこそ

◆メリット◆

“Being touched and caressed, being massaged, is food for the infant.

Food as necessary as minerals, vitamins and proteins. ”Dr Frederick Laboyer

ベビーマッサージは親に赤ちゃんと一緒にいるだけで楽しく素晴らしい時間をを与えてくれるもの。親が赤ちゃんとの絆を築き上げていく過程を、言葉のいらないコミュニケーションやタッチを通してとても助けてくれます。今では乳幼児ケアの一環として親と子両方へ大きな効果をもたらしてくれるものとして世界中で重要視されています。

ベビーマッサージは単なる週一回のセッションとしてだけでなく毎日の自宅での日課として続けてもらいたいので、メリットをよく理解した上で受講頂ければ幸いです。

メリットはこれまで専門家達によって研究がなされた結果、大きく4つのカテゴリーに分けられます。

それらは、

メリット❶ Stimulating　刺激する・活性化する

メリット❷ Relaxing　緊張をほぐす

メリット❸ Relief　安心感を与える・癒す

メリット❹ Bonding and attachment　絆の形成

の4つです。

まず、

メリット❶『Stimulating　刺激する・活性化する』　ついて

ベビーマッサージは赤ちゃんの内臓機能を良くし脳を活性化させます。

「皮脳同根」という言葉があります。人間の形をしていない胎芽期の段階での脳と皮膚は同じ外胚葉から形成されていて、ルーツが一緒ということです。

　外胚葉・・・脳、皮膚

　中肺葉・・・筋肉、骨、血液

　内胚葉・・・内臓

「皮膚はむき出しの第三の脳である」と言われ、皮膚が癒されると脳も一緒に癒されますし、マッサージの脳への影響もよく理解できます。

具体的な身体への影響として以下①～⑦があげられます。

① 皮膚への刺激で血行が良くなり皮脂の分泌を促します。皮脂は外の刺激やウイルスから人間を守る働きを担っており、免疫力アップが期待できます。

② 脳の発達を促す。ヒトの五感（視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚）のうち、最も早く発達するのが「触覚」で、皮膚から受けるいろいろな情報は脳にダイレクトに伝わり、脳を活性化します。

③ リンパ機能を良くする。リンパの働きは、大きく分けると３つ「余分な液体の回収」「排泄機能」と「免疫機能」です。組織から余分な組織液を取り除いたり、免疫細胞を産生し感染や病気とたたかいます。

④ 呼吸器の働きを強める。呼吸筋を鍛えることで深い呼吸ができるようになると、全身に酸素が十分に行き渡り、「集中力が高まる」「疲れにくくなる」「病気を抱えている人は急変が起こりにくくなる」といった効果があります。

⑤ 消化器官を強くする。胃腸と脳の関係はとても強いのです。ストレスを受けると、消化管内の神経が過敏になり、けいれんや吐き気が起こることがあります。落ち着いてマッサージすることでストレスを和らげ、消化器官に働きかけます。

⑥ 神経活動を良くする。副交感神経（心身をリラックスさせる神経）が活発になり、自律神経（内臓や血管の働きを調整する神経）が整います。 関節を柔らかくしたり筋肉を刺激したりすることで、全身にかけて血流がよくなり、体が温まります。そのことで免疫力が上がります。運動機能をつかさどる神経系に刺激を与えられるので、より健やかな成長を期待でき運動能力アップにつながります。マッサージする適度な圧力は筋肉の発達を促します。

⑦ 循環機能をよくする。栄養や酸素、水分を隅々まで細胞に届けたり、細胞で作られた余分な物質を取り除く働きを促します。病気とたたかい体温を安定させます。

メリット❷ 『Relaxing安心感を与え緊張をほぐす』について

① 睡眠の質を良くする。マッサージによって緊張をほぐし、睡眠パターンを改善します。

② 落ち着いて穏やかになる。リラックスした環境を作り上げるマッサージは心を落ち着かせます。

③ 行動をコントロールする能力が育つ。赤ちゃんはリラックスしていると新しい環境に順応しやすくなり、自分の行動をより良くコントロールできるようになります。

メリット❸ 『Relief　癒す』について

① 筋肉の緊張と成長痛を和らげる。赤ちゃんは急速に成長しますがそれによって筋肉の痛みを引き起こします。マッサージによって緊張をほぐし痛みを和らげます。

② ティージング、鼻づまりを和らげる。お顔のマッサージによって歯の生えかけの痛みや鼻づまりを緩和します。

③ ガス、コリック、便秘、痙攣を軽減する。マッサージによって急速な身体の成長についていきやすくし、これらの症状を軽減します。

メリット❹ 『Bonding and Attachment　絆』 について

アタッチメントボンド『絆』は赤ちゃんと保護者の独特な関係です。この本能的な関係が、自分ではどうすることも出来ない弱い赤ちゃんと保護者との関係を確実なものとしていきます。

この絆が赤ちゃんの自信、自己認識、信頼を生みます。

この確実な絆が相互作用しコミュニケーション能力や人間関係を築き上げるのに大変重要な役割を果たします。そして他人と健全に関係を築き上げる基礎となります。

ベビーマッサージを行っていた子供は、EQ（感情指数、心の知能紙数と言われるもの）の能力が良く発達し、感情をコントロールしたり、他人と円滑にコミュニケーションをとるという能力が高く、感受性の豊かな子どもになると言われています。

「体の温かさ」と「心の温かさ」には、密接な関係があります。体にやさしく触れられたり、抱っこされたりして皮膚に温かさを感じると、大脳の「島皮質」という部分を介して、人に対して温かい気持ちが高まる、というメカニズムがあるそうです。

この神経回路は、人間に初めから備わっているわけではなく、抱っこなどによるスキンシップ、それによって安心感を得て温かな気持ちになる、という経験を幼いうちから何度も繰り返すことで、密に育まれていくのだとか。

小さい頃の密接な触れ合いやコミュニケーションの記憶は、記憶として覚えてはいなくても、脳の奥にずっと残り続けます。

人との触れ合いを快く感じるかどうか、不快に感じるかどうかは、その脳の奥深くにきざまれた触覚記憶の良し悪しに左右され、また、小さい頃のスキンシップが多いと、自分と他人との心理的距離が近くなることがわかっています。

温かなスキンシップの経験が、その後の人生に影響する心の基盤づくりに大きくかかわっているのです。

ベビーマッサージはこの絆をより固くしていく手助けになります。

マッサージによって保護者に赤ちゃんの合図を察知させることができるためより早くより良く赤ちゃんに対応してあげることができます。

また、話しかけたり笑ったり歌ったりと赤ちゃんに集中してあげることが重要になります。

そしてタッチによってより良いアタッチメントボンドを発展させます。

アイコンタクトや表情やタッチによって言葉のいらないコミュニケーションも可能にし赤ちゃんのニーズにいち早くこたえられるようになります。

■Benefit to Parents or Caregiver ベビーマッサージによる保護者へのベネフィット■

・絆を強める

・親としての自信がつく

・リラクゼーションになる

・ストレスを減らす

・赤ちゃんとのコミュニケーションが増える

・乳幼児の合図がよめる

・子育てのスキル増進